漫画「サターンリターン」作品紹介・感想! デビュー作以降小説が書けない主人公がとった行動とは?

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こんばんは。人によってはこんにちは!アペルです。漫画「サターンリターン 」の作品紹介・感想を載せてみました!

「サターンリターン」とは?

サターンリターン」は2019年〜週刊ビッグコミックスピリッツにて連載された作品となります。全10巻完結済みとなっております。

作者は鳥飼茜先生。鳥飼茜先生の他の作品として「おはようおかえり」全5巻。「おんなのいえ」全8巻。「先生の白い嘘」全8巻。

「サターンリターン」一言で表すとしたらどんな作品?

物語が進むにつれて、主人公が、はちゃめちゃになっていく作品】です。

「サターンリターン」あらすじ

デビュー作を出版して以来5年何も書けない小説家の加治理津子(かじりつこ)。既婚者で子はなし。夫婦で平穏な生活を過ごしていた。そんな中リツコの昔の男友達の中島が自殺する。中島はデビュー作の小説のモデルになった人物だった。中島は死ぬ直前、8人の女性にメールでプロポーズを一斉送信していた。なぜ、中島はそんなことをしたのか?なぜ自殺したのか?謎に迫っていく。

「サターンリターン」主な主要キャラ

加治理津子(主人公)・・・小説家。5年前のデビュー作「午睡の国」以降、新作が書けず一発屋ともされる。半リタイア状態。

野田一史・・・加治理津子(主人公)の夫。東大出のエリート。

安藤浩介・・・大学時代の加治理津子(主人公)の元彼。

小出駿平・・・加治理津子(主人公)の担当となった編集者。やる気に満ち溢れている。

中島淳 アオイ・・・安藤浩介の友達。あることがきっかけで30歳で死ぬ宣言をしており、死の直前に8人の女性にプロポーズをする。この物語のキー。加治理津子のデビュー作「午睡の国」に登場するアオイのモデルでもある。

「サターンリターン」全巻読み終えての感想

アぺル
アぺル

サターンリターンは物語が進むに連れて主人公がカワイそうな女からはちゃめちゃになっていきます。また、加治理津子(主人公)の髪型がけっこう変わります。

「サターンリターン」読みながらの感想

1巻→中島自分の人生が自分のものやって感じられるかどうか。そうじゃないやつは失い続ける」なんか意味深な発言だなと思った。

大宮まき 「ピザポテトって逆から開けたほうがうまいよねえ」読んでいてアペルは「え、そうなの」と思いました。いつもポテチはパーティー開けしていたので、今度、試してみなければとも。

中島加治理津子の会話にて、
小説本「ミタカくん」の話題で「あれは百円とかで売ったらアカン本やん。百円なんて価値つけられて並んでんの見たくないやん。」なので10冊買ったという良い事を言ってる中島淳に対して、冷静に正論でツッコむ加治理津子の会話が面白いです。

加治理津子心を預けた相手に去られた人はね、心の真ん中にブラックホール抱えたまま生きていくんです。」これまた意味深な発言だなと思った。

3巻→中島の妹えみが兄が死んでしまったことによる思いを吐露「できたかもしれへんことは無限にある。でも今できることは何ひとつ残ってないの。私たち全員、だから黙って空気が戻るのを待つだけ。」この場面は胸が痛くなってしまいました。

4巻→横川しおりの部屋から出て、小出空気薄くないですか」に対して
加治理津子(主人公)「空気が薄いんじゃなくて彼女の色気が濃すぎるんです。」とめちゃくちゃな行動に出る人間がこういう冷静なツッコミいれているのをみると笑ってしまいます。

6巻→風呂場の浴槽で快適に執筆してるシーンは少し真似したくなるが、片付けけがめんどそーだなと思いました。

7巻→テレビでやってる話題を夕飯時に喋る加治理津子(主人公)。
ただ、食事中にペットのヘビがネズミを食う話してほしくねーと思った。
湯煎して温めるといういらいない豆知識も踏まえて。


中島の最初の彼女みちる登場。人の急所を天才的にグサッとさせ人に自信をつけるのも、なくさせることも出来てしまっていた中島が30歳で死ぬ理由とまでなっていた人物だが、まさかの普通の人。
しかも、「たしか私が他に好きな人ができたみたいなたぶんよくある、あっけない終わり方。」とうろ覚えの模様。

狂気的になっていく主人公に対して「本当にあたまがおかしくなったのか、おかしいふりしてるのかどうでもいい」と言いだす野田一史。その後、長々と嫌なことだけを言う。家から出ていかせたいのならもう少し言い方考えたほうがよいぞとアペルは思ってしまった。


その後も疫病神を呼ばわりし、あんたに会うまでの俺の人生は正しかったんだと言い放つ。
旦那の顔腹立つけど、ここまでくると少しかわいそうにも思えてくる。「ゴメンねえ?壊れた機械みたいにうるさいから止めたくて。」と殴る加治理津子(主人公)。

例えの表現だが、どこかで野田一史のことを機械みたいだな思っていたのもあり、この表現になったのではと思った。最後のコマで裸で外ダッシュ。にはびっくり。

9巻→加治理津子(主人公)の嘘がバレる。
とんでもない嘘ついてるな。とびっくりしました。小出さんの企画に乗ったふりして、
実は証拠隠滅の旅をしていたとは・・・

10巻→この先どーなっていくんだと思った矢先の加治理津子(主人公)の捕まり方は笑ってしまいました。しかも窃盗罪で刑務所に入れられてしまうとは・・・


小出ただの悪女じゃない、全く新しい悪女として、秋葉ひらりが書く作品のモデルになってくれないか」的な熱い頼み事に対して、二つ返事で軽く了承する加治理津子。この軽さが良いなと思いました。

以上。

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