漫画「重版出来」(じゅうはんしゅったい)作品紹介・感想!漫画編集者にフューチャーした漫画!

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こんばんは。人によってはこんにちは!アペルです。漫画「重版出来」(じゅうはんしゅったい)の作品紹介・感想を載せてみました!

「重版出来」とは?

重版出来」は月刊!スピリッツにて2012年〜2023年まで連載された作品となります。全20巻完結済みとなっております。2016年にも黒木華さん主演でドラマ化もされております!

作者は松田奈緒子先生。

「重版出来」一言で表すとしたらどんな作品?

漫画編集者にフューチャーした漫画】です。

「重版出来」あらすじ

幼い頃から柔道一筋であった主人公・黒沢心。オリンピック代表候補にもなるが、怪我の影響で断念する。就職活動を行い、大手出版社・興都館に入社する。コミック誌「バイブス」編集部に配属され、編集者としての人生が始まる。

「重版出来」主な主要キャラ

黒沢心(主人公)・・・柔道の日本代表候補にもなるほどであったが、怪我がきっかけで柔道を引退する。その後、大手出版社に就職し、編集者となる。みんなからは見た目の第一印象から小熊と思われている。

五百旗頭敬・・・黒沢心(主人公)の先輩にあたる。イケメン。できる編集者。次期編集長候補の1人。

和田靖樹・・・編集長。阪神タイガースの熱烈なファン。

安田顕・・・仕事ができ優秀だが、あくまでも会社の利益を優先する。そのため何人もの漫画家が彼にひどい目にあわされてしまう。なぜ、こんなにも漫画家よりも会社の利益を優先するのかにもある理由が・・・

壬生平太・・・黒沢心の先輩。食べることが何より大好きで、黒沢心としょっちゅう食べ物を食べに行く。

中田伯・・・漫画家。絵は下手だが、圧倒的才能を持つ。しかし幼少期が壮絶な人生であったため、人間関係が不得意。黒沢心の初めての担当漫画家。

「重版出来」全巻読み終えての感想

重版出来」漫画家ではなく、漫画編集者にフューチャーしていたため、知らないことがたくさんあり、ためになる漫画だった。黒沢心はふつうにコミュ力お化けだなと読んでいて思った。特に黒沢壬生が楽しそうに仕事しててすごい。
壬生さん食べ物の絵が描かれている服装をいつも着用していたり、安井は定時に帰るので、必ず時計越しに退勤していたりと作者の遊び心があって面白かった。中田伯が成長していくところも見所。

「重版出来」読みながらの感想

1巻→黒沢心(主人公)の愛称が小熊

最終の人事面接20人中10人が採用される
黒沢心あたしは、10人を蹴落とすのではなく、10人に選ばれる」はいい言葉。

2巻→【タイムマシンにお願い】の話、色々あったけどハッピーエンドかと読み進めたが最後そうじゃなかった。

3巻→担当を替えた東江さんへ黒沢心が送ったメールが完璧で優秀。

黒沢心東江さんへ送ったメール内容↓
とても残念で淋しいです。でも東江さんが決めたことなら全力で応援します。言いづらいことちゃんと伝えてくれてありがとう。連載楽しみにしております。


(最初にショックであったという感情は相手にきちんと伝えつつ、相手の気持ちにも寄り添っている。また、楽しみにしておりますというのが素晴らしいフォローになっている。)

4巻→さん「俺の分も頑張ってくれ。
中田無理です僕は僕です。他人にはなれません。

感動の場面なのに、中田の返答で笑ってしまう。

また安井が仕事の仕方が変わってしまった理由が明らかに

6巻→中田触んなババア!
中田が謝ったあとに、怒るのではなく
奥さん「あなたは臆病なのね。臆病な人って意地悪なのよ。何を畏れているの?
この奥さんも見方によっては意地悪だな

7巻→ある漫画で帯に部数を打たない理由として

鈴木編集「「この作品は私がみつけたんだ」という喜びも一緒にプレゼントしたいんだ。

この作品は私がみつけたんだ」というふうにしたいんだではなく、「この作品は私がみつけたんだ」という喜びも一緒にプレゼントしたいんだという言葉選びが素晴らしい。

10巻→新聞社ごとに書体違うとか知らんかった。

12巻→安井もう違うんだ-俺の知ってる「若い人」とは今の「若い人」のことじゃないんだ。

ってかキャラクター設定でSNSでいくつもアカウント持ってる表用、鍵付き、趣味垢って本当の漫画家も考えてやってるとしたらすごいな。その後に仕事の仕方をチェンジできるあたり、安井はなんだかんだいって優秀。

13巻→飯マンガのテクニック。「ウマそうに食ってる」が「食べ物はウマそうには見えない」という現象が飯漫画には起こることが初めて知った。

飯漫画テクニック一覧↓
箸揚げ→形のあるものを崩す シズル→テカリをつける

食べ物をウマそうに見せる工夫がされていたことに初めて気付いた。

14巻→中田くんがどんどんおかしくなっていく
黒沢心は相変わらず有能な社員

15巻→フリーになった途端、誰にも相手にされなくなる相川さん。今までの行いから読んでいていい気味だと思ってしまったが、最後の方はすこし、切なくなってくる。あと実際にこういう人がリアルにいそう。

安井も不正に気づいてた。

安井おかしいだろ、一介のサラリーマンがとっかえひっかえいつもいろんな高級時計して
読み返したら、
安井いつもいい時計してますね。株でもやってるんですか?

と何気に探りいれてた。

16巻→三蔵山先生。アシスタントにとってはいい人でも三蔵山先生の息子からみたらいい父親ではなかったのが、なんかリアルだった。

17巻→中田が父の遺骨の一部をインクに入れたのはどーゆーいみかわからんかった。

18巻→合コンでの黒沢心の監察眼がすごい。

19巻→ピーヴのアニメ化をみた中田僕の頭の中で動いているのと一緒です」と最高の褒め言葉を
アニメ制作をしたyamm側「よかった!!安心しました!我々も死んだ甲斐がありました。」という返事のセリフには笑ってしまった。

中田の母親が中田に金をたかりに来る場面。余裕がなかったとはいえ、金の理由が再婚先の子供の学費援助はひどすぎるよ。

20巻→最終巻はそれぞれの恋愛がうまくいきそうな感じでうまくまとめられてた。

中田がサイン会をする
沼田中田のサイン会に来て
沼田でも、お前に一番最初にペンの持ち方教えたの俺だからな。忘れんなよ!
はいいシーン。

以上。

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