漫画「宮本から君へ」作品紹介・感想!恋愛から営業バトル漫画の後、衝撃な展開へ。

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こんばんは。人によってはこんにちは!アペルです。漫画「宮本から君へ」の作品紹介・感想を載せてみました!

「宮本から君へ」とは?

宮本から君へ」は1990年〜1994年までモーニングにて連載された作品となります。全12巻完結済みとなっております。定本版では全4巻。

作者は新井英樹先生。新井英樹先生の他の作品としては「愛しのアイリーン」全6巻。「ザ・ワールド・イズ・マイン」全14巻。「キーチ!!」全9巻。

「宮本から君へ」一言で表すとしたらどんな作品?

ウジウジした主人公がいろんなことを経て、とんでもないエゴイストになる話】です。

「宮本から君へ」あらすじ

大学卒業後、都内の文具メーカー・マルキタにて営業マンとして働く宮本浩。仕事をしてくうちに自分が社会で生きていく意味を思い悩んでいる。毎朝、通勤路の山手線で見かける美しい女性に思い切って告白するところから宮本浩の新しい人生が始まっていく。

「宮本から君へ」主な主要キャラ

宮本浩(主人公)・・・マルキタ(文具メーカー)の新人営業社員。自分が卑怯だと思うことに関して、とことん反発する。基本、スーツはヨレヨレ。

田島薫・・・宮本の同期。調子乗りだが、一つ一つの発言が実は本質的なことを言ってるんじゃないかと思ってしまう人物。

甲田美沙子・・・トヨサン自動車本社の受付嬢。すぐにフェードアウトしてしまうまさかのヒロイン

中野靖子・・・真のヒロイン。

風間裕二・・・田島並みに名言言う人。

「宮本から君へ」全巻読み終えての感想

宮本から君へ」途中から話の終わり方が分からなくなり、読み終わった後にすげぇー漫画だったな思いました。本編以外に作者と担当編集者との対談があったり、一話ごとに作者の一行感想がまとめられていたり(けっこうぶっちゃけている)面白かったです。映画化もされております。馬淵親子役がネットフリックスのサンクチュアリコンビ(ピエール瀧と一ノ瀬ワタル)だったので、今度、見てみようとも思いました。

「宮本から君へ」読みながらの感想

1巻→宮本(主人公)の勇気?ある行動によって朝の通勤が楽しくなる。 

海のシーンにて・弱みに付け込み優しくするというのが許せない宮本(主人公)でも、がんばれ。というエールを送る。宮本の性格が如実に出てるシーン。

日々辛い営業の仕事から甲田美沙子に出会い、楽しくなかった仕事にも少し楽しさを見いだせるようになって、少しは順調になるかと思いきや・・・会えなくなるとは。そりゃないよと思ってしまった。甲田美沙子も申し訳ないと言っているが、宮本(主人公)から見た世界と甲田美沙子から見た世界が実はかなり違っていたと分かり、悲しくなってしまった。

第12話のタイトルは笑ってしまった。こんなタイトルつけるか。

優秀な営業の先輩 神保和男が会社を辞めるとのことで業務の引継ぎをうける宮本(主人公)。
田島あの笑いのへばりついた顔見てみ。 葬式に出たらどつかれるで。
仕事できる男に対しても、悪口を見つけられる田島には笑ってしまいます。

まさか、この後、恋愛漫画から営業バトル漫画になるとは・・・

2巻→ワカムラ文具 島貫に対しての周囲を巻き込んでの脅迫土下座。いいシーンだったが、宮本(主人公)は周囲を本当に気にしないキャラだなと思った。

女が嫌いそうな女、綾部栞登場。一筋縄ではいかなそうで、次のヒロインっぽい。 計算高そうで天然キャラを臆面もなく発揮する人。
こういう人を現実世界で見ると、壮絶な人生を歩いてきたんじゃないかと勝手に想像してしまう。

中野靖子の指輪の件は始まりからオチまでがきれいにまとまっていて、めちゃくちゃよかった。

宮本が幸せになりだすと嫌なことが起きるんだろーなと思ってしまう。


女の人が弱ってるときに、つけ込むのが嫌なんだという宮本(主人公)。相手に対して、弱さを武器にするなと言う思いと、バカでも男は慰めるよ。そうしてしまう自分が一番嫌なんだという。甲田美沙子の海のシーンを思い出す。

3巻→葬式編。それほど仲良くなかったが井上雅夫(同級生)亡くなったということで、お通夜で玉川(同級生)と再開。当時、特に喋るわけでもなかった関係だった玉川宮本(主人公)。久しぶりに再会し、宮本(主人公)に対してなかなか見せることのない自分の素を見せられたので、この先も仲良くしたいと思う玉川に対して、いや、結構です状態の宮本(主人公)。このリアルな感じがなんとも言えない。

馬淵拓馬の登場により、話はとんでもない方向へ。顔がバキに出てくるガイアそっくりなので、なにかしでかすのではないかと思っていたが、、、

読み終わった後、3巻の表紙これにしてほしくないと思ってしまうほど、強烈な場面がありました。作者も宮本刑務所編を考えたというのは納得。それはそれで面白そうで気になるなぁ〜と思ってしまいました。

4巻→もう勘弁してください状態になる馬淵拓馬。 ここは読んでいてスカッとする場面です。馬淵拓馬を後ろにのせてチャリを漕ぐシーン、主人公すごくないか、あんな大男乗せて立ち漕ぎしてるぞ。すごすぎる。その後の血だらけになりながらも、エゴ満載のプロポーズシーン。見ようによってはおかしくなった人でも、ここに来るまでのストーリーもあり、最高のシーンでした。

弱音を吐く神保さんに殴りかかる宮本(主人公)はさすがにひどいと思った。気に食わなくなったら殴るのがクセになってないかこの宮本(主人公)はとも。

宮本(主人公)の歯の資金として40万集めるのに中野靖子あたしの親戚にあたる女の人達から借りるのよ」は笑いましたが、風間裕二の行動がわかっているのもさすがだなと思った。

小田課長 名言
ええやないの人間生きてる事自体、わがままなんやから
せやけど、勝手しとって割り食う人間の顔色見るのは卑怯ちゃうか。

その後最後、詐欺グループにだまされて宝くじであたった1億円のうち、5000万なくなるが、残り半分なら信用できる。となる主人公。幸せの絶頂になった後に必ず不幸が訪れてきた宮本(主人公)だったが、今回の不幸はこれでチャラにしてくれとの思いもあるのかなと思ってしまった。

以上。

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